基礎知識

旦那の不倫相手が男性だったとき、私はどうすればいいの?

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旦那が不倫をしているかもしれないと疑う時、異性と肉体関係をもつことを想定する事が多いでしょうが、時には同性としているがあります。

このとき妻にとっては不倫ではあるけれども、公に認めてもらえるのだろうかということが疑問になるところです。

また、不倫と認められるかどうかは慰謝料を請求する事ができるかという問題にも繋がります。

異性と肉体関係をもてば、躊躇をすることはなくその報いを与えることが出来るでしょうが、男性との肉体関係という想定外のことであればどうすればよいのか迷うところです。

このようなケースでは、どのように事態を処理していけばよいのか見ていきましょう。

同性との不倫は不貞行為にはならない

そもそも旦那の浮気相手が同性であるとして、それが法的な不貞行為として認められるのか、というと原則として認められません。

法律では婚姻は男性が1人と女性が1人でする一夫一婦制度に基づいていますので、不倫というときも一般的に異性とすることを想定しています。

ですから、男性が男性と不倫をしたと行っても不貞行為ではないとされてしまうからです。

結婚をしているのと同じように扱うというパートナーシップ条例を制定する自治体もありますが、それは法的な効力を持っていません。

法的に結婚する事ができない男性同士が関係を持つことを、不貞とみなすことが難しいのです。

将来的に法改正が行われる可能性はあり、そうなれば法的にも旦那が不貞を働いたと認められるかもしれませんが、現時点ではそうではありません。

ただ、配偶者以外の第三者と肉体関係を持つことは不貞行為である、という判例があり、男性でも第三者であるという主張を通せる可能性はあります。

問題は、旦那が女性と食事をしたりホテルに行ったりしたら不倫だと言う証明はしやすいですが、男性同士だと食事をしたり男性の家に泊まったりしたとしても友人同士の付き合いと誤魔化すことが出来ます。

では、そういった事を踏まえて女性が相手であった時に出来る慰謝料の請求を、男性に対して出来るのかというと、男性との不倫が原因で家庭が崩壊したというのであれば可能です。

それには男性と不倫をしたということを立証しなければいけないので、証拠固めをしなければいけません。

相手は単なるセックスフレンドの場合が多い

不倫は配偶者以外にも人生のパートナーになるほどの存在をつくってしまう、ということもあれば、肉体関係だけと割り切っているセックスフレンドということもあります。

では男性同士ではどうなのかというと、どうあっても結婚をすることは出来ないということもありますし、彼女がいても周囲の人にカミングアウトすることが出来ない欲求不満を抱えてしまい、同じ嗜好を持つ相手と発散したかったと不倫をしてしまうので本気ではないことが多いです。

つまり、旦那は単なるセックスフレンドだから、配偶者の立場から文句を言えば関係を解消してくれる可能性があります。

このまま夫婦であることを望むのであれば、心はない関係であることは歓迎するべきでしょうが、セックスフレンドであっても男性と旦那が肉体関係を持っていたという事実に耐えられるかどうかというのは難しい話です。

場合によっては、男性同士であれば子供が出来る心配もないし女性の性交では満足できない、夫婦関係が脅かされることもないということで、不倫を許すこともあります。

男性との不倫だから許せないのではなく、男性だから許せるという考え方です。

本気の不倫であればまた話は違ってくるでしょうが、セックスフレンドであるならば、形だけでも夫婦でいる事はできるという判断です。

妻がそのように旦那の嗜好を理解することができれば、公認の関係として継続していくこともあります。

結局はどのように不倫の決着をつけるかは、配偶者の態度次第ということです。

単に同性の相手と性的関係を持ったとしても離婚はできない

夫婦というのは法律で一方の意思だけでは成立しないように、別れることも両者の合意が必要です。

合意で別れることができないときには、裁判所に請求をして法的に拘束力を持つ判断を出してもらうことになります。

裁判となったときには、民法で5つの条件に該当しているかどうかを見て判断されます。

通常の不倫であれば、夫婦どちらかが不貞行為をしたということを証明すれば、問題なく認めてもらうことができます。

でも男性が相手となれば、この条件には当てはまりません。

というのも裁判で使われる法定離婚事由には、男性と性的関係を持ったことは含まれていないからです。

そもそも、不貞というのは異性との性的関係を持ったときで男性同士のことを想定しています。

想定しないものは法律に組み込まれることはなく、そうなれば現実にそういった不倫が起きたときに裁判所は対応できないのです。

民法が出来たときには今のように性的少数者の議論が活発ではなかったこともあるでしょう。

しかし、今それを改正するとしても男性が好きだということを法定離婚事由とするのは、差別的な見方にも繋がる可能性があります。

ですから、これから変わっていくのかということは不透明です。残念ながら。現在の日本ではそれが現実ですから夫婦関係を終わらせたいのであれば、別のアプローチを考えていくことが必要です。

裁判で男性と不倫をしたということが理由で別れられないとなればどうしたらのよいのか、ということで

離婚ができるようになるには重大な事由と認められること

法的離婚事由として旦那が男性と性的関係を持ったという事が認められないとしても、別の主張を通す事ができます。

何年もセックスレスであったり別居をしていたりするときには夫婦関係が破綻して修復することができないということで、婚姻関係を継続しがたい重大な事由となりえるからです。

過去の判例では、長期にわたって夫婦間に性生活がなかったことと旦那が同性愛者で不倫をしたことによる妻が受けたショックを理由に、それを認めています。

そしてその際に裁判所は旦那に慰謝料の支払いも命じています。

男性と不倫をしたことが法的に問題であると認められなくても、裏切った旦那とそのまま夫婦であり続けることを考えれば、それを受け入れたほうが良いでしょう。

なお、男性と女性の両方を愛することができるバイセクシャルであったならば、男性と不倫をしていても夫婦関係を守るために、妻と性生活を続けていくこともあります。

それについては具体的に裁判所がどう判断するのかということの判例がありません。

ですから、重大な事由にならないと判断されることも知っておいたほうが良いでしょう。

あくまでも法定離婚事由が必要になるのは、旦那が別れたくないと裁判まで揉めたときです。

それ以前の段階である当人同士の話し合い、調停で両者の合意を得られれば問題なく別れられます。

どのように話が進むのかはわからないので、円滑に別れるためには出来るだけ早く弁護士など専門家の知恵を借りたほうが良いです。

まとめ

旦那が男性との不倫をした時、法的にそれは不貞を犯したとは認められません。

しかし、動かぬ証拠を持って不倫を証明すれば不貞を犯したのと同じだということで、慰謝料の請求も出来ることがあります。

男性との不倫は、抑圧された性癖を解消するため、というように本気ではなく体だけの関係である事が多いので、夫婦関係を継続するかよく考える必要があります。

別れると決断をしたときには、裁判で男性との不倫が原因では認めてもらうことは難しいです。

セックスレスなど夫婦関係を継続できない状態であるということを証明しなければいけません。

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